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2022年11月3日(木)~11月6日(日)に雲上茶寮内スペースにて「日本刺繍による源氏物語展」が開催されます。


日本刺繍とは

日本古来の絹糸が用いられる刺繍技法です。帯や着物に施される刺繍に多く用いられます。


日本刺繍で繊細かつ緻密に表現された源氏物語の耽美な世界観を間近でお楽しみください。



第五十一帖「浮舟」


絹糸で織りなす刺繍作品は、1~3年の制作期間を要するものもあるそうです。

細やかな技巧によって生み出される芸術作品をぜひご覧ください。


艶やかに絹糸で描かれる自然、装束、黒髪の一筋に心を奪われます。


展示作品の一例


紅葉が深まる秋の宇治で、 平安時代の優美な世界に思いを馳せみてはいかがでしょうか。


開催概要

主催 : 日本刺繍・京都古知平の会 橋本律子 075-721-3058

日程 : 2022年11月3日(木)~11月6日(日) 10:00~17:00

会場 : 雲上茶寮内スペース




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更新日:6月15日

雲上茶寮では、和菓子作家まきのあやさんの和菓子をメニューとしてご提供しています。
その独創的で美しい和菓子の制作者 まきのあやさんに、和菓子づくりについて伺いました。

まきのさんが和菓子をつくる上で大事にされていることは何ですか?


和菓子づくりで一番大切にしているのは、『季節感』です。
日本には春夏秋冬四季折々の自然がありますから、視覚で季節を感じられることをまず大切にしています。
もうひとつ大切にしていることは、伝統的な型を崩さないということです。
和菓子の型というのは、だいたい決まっています。
それを大きく崩してしまうと、上品さや和菓子らしさが損なわれてしまうのではないかと思います。

私は金団を作るのが一番好きなのですが、金団はつくり手によって全くかたちが違ってきます。

金団という基本的な型は崩さず、色合いや漉し出す餡の太さや細さだけで表現する、それがなんとも和菓子らしい表現なのではないかと思います。

季節感や型といった和菓子の伝統に忠実でありながら、その枠の中で、色の組み合わせや質感で新しさを表現していくように心がけています。

写真:まきのあやさん作 金団『薫風』



まきのさんの和菓子は飾っておきたくなるくらい綺麗で、可愛らしいのですが、そういった色の組み合わせやデザインはどこから着想を得ているのでしょうか?


ありがとうございます。
そうですね、例えば今回の『夕蛍』については、上村松園の作品に出てくる着物の色に着想を得ています。蛍の意匠は、淡い色で作るのが好きなんです。
こうして着物の柄や色合いに着想を得ることはよくあります。

着物の柄は、自然の草花をモチーフにしたりしますが、着物で表現する草は緑とは限りません。
そういった着物で表現されるリアルではない自然の色を和菓子に落とし込んだりします。

あとは、ネイルアートや洋服のコーディネート、美術館で目にするものからも着想を得ています。

私の場合、こういう形の和菓子を作りたいと予め決めて作るということは多くはありません。

日常で目にする美しい配色や質感の印象を書き留めて、それをお菓子のデザインに落とし込み、使う素材決めていきます。

餡に使う素材も、和洋問わず、食べ物のジャンル問わず、日常で食べて美味しかった素材の組み合わせをもとに考えたりします。

晩柑や柚子といった旬の果物の果汁を使ったり、シナモンやキャラメルなど洋の素材を使うこともあります。

あと、私お酒が大好きなので、ジンやラム、コアントローなどのお酒の風味を加えることもありますよ。


他所の和菓子屋さんの和菓子を参考にすることはありますか?


他所の和菓子屋さんには、デザインの参考のためではなく、菓銘を探す勉強のために行きます。
和菓子のかたちはできたけど、どんな名前をつけるか迷った時の引き出しを増やすためですね。
編集担当:和菓子にぴったりの菓銘が添えられることで、より和菓子の表情がいきいきとしますものね。

雲上茶寮では、季節の移ろいに合わせて月ごとに違った「まきのあやさんの和菓子」をお楽しみいただけます。

今月のまきのあやさんによるアーティスト和菓子は、「夕蛍 - ゆうほたる -」と「四葩 -よつひら -」です。







夏の夜空にふわりと飛び交う蛍の光を表現した錦玉羹「夕蛍 - ゆうほたる -
















まったり濃厚な中餡に、塩味を感じる大徳寺納豆のかけらを忍ばせた「四葩 -よつひら -










まきのあやさんの和菓子は、西日本では雲上茶寮だけのお取り扱いでございます。
雲上茶寮店内でお召し上がりいただけるのはもちろん、お持ち帰り用に販売もしております。

近くの三室戸寺では、紫陽花が見頃を迎えています。
みずみずしい紫陽花を眺めたあとは、雲上茶寮の涼しげな和菓子と日本茶をお楽しみください。


和菓子作家 まきのあや

東京製菓学校 和菓子専科卒業/製菓衛生師
東京の和菓子店に勤務する傍ら和菓子作家としてPOPUP SHOPなどを展開

“新しい味わいの和菓子と出会う驚きと楽しみ”をテーマに、蕗味噌や焦がしバター、リキュールなど通常和菓子には使われないような素材を使い、和と洋、古と現代が融合した創作和菓子を制作されています。

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更新日:6月15日

「夏も近づく八十八夜」と茶摘み歌にも歌われるように、2月の立春から数えて88日目の5月2日前後になると、茶畑では茶摘みがはじまります。
その年最初に出てきたお茶の新芽を摘み取り、仕立てたお茶のことを『新茶』と言います。
新茶を摘めるのは一年に一度だけ。

二番茶や三番茶を摘まない宇治の茶農家は、この年に一度の新芽のためだけに、土に肥料を撒き、雑草を引き、お茶の葉が霜にやられないように管理しながら、この茶摘みの季節を迎えるのです。


新茶は初ものとして縁起が良いだけでなく、「無病息災の妙薬」「不老長寿になる」と昔から言われてきました。
一番茶である新芽は、冬の間に蓄えてきた栄養を十分に使い、春の柔らかい日光でゆっくり時間をかけて育つため、栄養価が高く、甘みや旨み成分であるアミノ酸の一種「テアニン」がたっぷり含まれています。

この「テアニン」には甘みや旨みだけでなく、「脳や神経の興奮を抑える」「α波が増加して脳をリラックスさせる」「質の良い睡眠を促す」「記憶力や集中力を高める」など様々な効果があります。

太陽光をまだあまり浴びていないうちに摘み取る新芽は、柔らかく、青々として、みずみずしい生命力に溢れています。
冴えたグリーンと、みずみずしく爽やかな香りは『新茶』ならではの特徴です。

雲上茶寮では、今年一番に取れた宇治新茶を味わっていただけます。
新茶に浮かぶ埃のようなものは「毛茸(もうじ)」と呼ばれ、新鮮な新芽にしか生えていないお茶の葉の産毛のようなものです。
この「毛茸(もうじ)」が見られるのは、本当に若い新芽だけを摘み取ったお茶である証拠です。
若くみずみずしい爽やかな香りと風味を、ぜひこの旬に味わってみてください。

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